マエストロとマネージャーと恋と嫉妬と
え?それ?
今それ出てくるの?
しかもそれ、叔父さんから銭形平次みたいなもんだって、言われたし。(ざっくり)


「改めて僕からも社長に言っておくから、ガ
ツンと。奏ちゃんにそんなプレッシャーかけ
ても、意味がないからって。」

……何だろう。
梁瀬さんがお目出たい人に見えてしまう。
武者小路実篤じゃん…。

「今回みたいな事またあったら、言ってね。
遠慮なく。」

「あ、はい…。」

ドヤ顔……。

「…僕も何かあったら、…弱い自分が出てきた
ら奏ちゃんを頼るようにするよ。」

「えっ?」

また何を言い出すんだ。

「またこれも昨日二人に言われたんだけどさ
指揮者とマネージャーの間柄なのに、辞めた
いなんて言葉急にこぼされれば、むっときて
怒りたくなるのはわかるって。」

「はあ。」

えーっと…。
話の着地点が見えない。どういうこと?
口の中の物を咀嚼して飲み込む。
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