マエストロとマネージャーと恋と嫉妬と
…危なかった。
ひと昔前のサザエさんじゃあるまいし。
鼻からうどんじゃなくて、鼻からパスタの悲劇に見舞われる所だった。


「ゴメンゴメン!手を動かしながら聞いてた
からさ。断られるとかどうとか言ってたし。
」(仏)

…特に悪びれる様子もなく。

「だからー、ユーヘイとカナデをくっ付ける
にはどうしたら良いかって話。」(仏)

「えっ?付き合ってなかったの?それ以前の
段階だったんだ。」(仏)

「……。」

「まあ、そう見えなくも無いわよね。あれだ
け一緒にいてさ。押し倒すチャンスの一つや
二つあったでしょうに。」(仏)

「……。」

コイツら……。


「まずは意識させる事から始めたらどうだろ
?」(仏)

「そう、それ。いきなり告白しても、今の段
階じゃあどうにもならないと思うし。よし。
パット、作戦考えるわよ!」(仏)

何なんだこの決起集会……。

ワインも手伝ってか、この日の議論は白熱したものになった。
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