マエストロとマネージャーと恋と嫉妬と
「楽団の皆にも経緯を説明して協力して貰っ
たりとか、観客に配るパンフレットにもサプ
ライズがあるのでご容赦下さい、って文のレ
イアウト考えたりしてしたら、段々楽しくな
ってきちゃって……」(仏)
………観客の人まで………(真っ白)
五歳ぐらい老けたんじゃなかろうか。
愕然と頭を抱える。
本当に知らぬは当人ばかりだったんじゃん!
「でもユーヘイ、カナデに対するあからさま
な態度示しておきながら、何も行動に起こさ
ないのがじれったくって。……私にとっては、
初めて出来た日本の友達だし、二人とも大好
きなんだもん。その二人が上手くいけばいい
なって思うの、当然でしょ。」(仏)
「………。」
何だかうれしいやら、恥ずかしいやらで、しばらく呆けてしまった。
そこまで気に掛けて貰ってたことに、嬉しさも
覚えるけど……。
でもなぁ、うーん……。
「聞いたわよ。ピアニストになる夢、未だ持
ち続けてるんだって?」(仏)
「あ、……。」
マエストロから聞いたんだ。
口調に悪意や馬鹿にした感じはない。さらっと訊いてきた。
「もしかして、ソレが理由の一つなのかな、
って。ユーヘイを受け入れようとしないの。
夢を叶えようと努力してると、そっちのほう
へアンテナは伸びてはいかない?」(仏)
「うん……。それもあるけど……」(仏)
そもそも、マエストロにアンテナが伸びていかないと言うか、恋愛自体にアンテナが伸びていかないんだと思うけど……。
たりとか、観客に配るパンフレットにもサプ
ライズがあるのでご容赦下さい、って文のレ
イアウト考えたりしてしたら、段々楽しくな
ってきちゃって……」(仏)
………観客の人まで………(真っ白)
五歳ぐらい老けたんじゃなかろうか。
愕然と頭を抱える。
本当に知らぬは当人ばかりだったんじゃん!
「でもユーヘイ、カナデに対するあからさま
な態度示しておきながら、何も行動に起こさ
ないのがじれったくって。……私にとっては、
初めて出来た日本の友達だし、二人とも大好
きなんだもん。その二人が上手くいけばいい
なって思うの、当然でしょ。」(仏)
「………。」
何だかうれしいやら、恥ずかしいやらで、しばらく呆けてしまった。
そこまで気に掛けて貰ってたことに、嬉しさも
覚えるけど……。
でもなぁ、うーん……。
「聞いたわよ。ピアニストになる夢、未だ持
ち続けてるんだって?」(仏)
「あ、……。」
マエストロから聞いたんだ。
口調に悪意や馬鹿にした感じはない。さらっと訊いてきた。
「もしかして、ソレが理由の一つなのかな、
って。ユーヘイを受け入れようとしないの。
夢を叶えようと努力してると、そっちのほう
へアンテナは伸びてはいかない?」(仏)
「うん……。それもあるけど……」(仏)
そもそも、マエストロにアンテナが伸びていかないと言うか、恋愛自体にアンテナが伸びていかないんだと思うけど……。