自分が大嫌い






それから
中学生になり部活にも入った。




それなりに楽しく
充実な日々を過ごしていた。





でも
嫌なことがあると自傷行為をするという日々は変わっていなくて腕にはいつも跡が出来ていた。








中学3年の秋。





毎年開催される合唱コンクールの季節が来た。







私は3年で最後だし
伴奏者をやってみた。





ピアノは習ってたものの、
家には電子ピアノ(それもペダルなし)しかなくて練習が進まなかった。



学校でみんなと初めて合わせた時に、
私は止まるし下手だしでみんなに迷惑をいっぱいかけてしまった。


それで
ピアノをもっている友達の家に行き貸してもらいひたすら練習した。



朝練も始まって、
私は片道50分かかるところに引っ越してしまい、結構朝早くにでないといけないことになり途中の駅まで自転車をつかって学校に通ってた。


そんなある日、
寝坊してしまい自転車を全速力でこいで向かっていたら、


マックに入ろうとしてる車がいて
私は止まってどうぞーと手をさした。

そしたら
運転手さんがどうぞーて優しい顔してやってくれたから頭を下げゆっくりとペダルを漕ぎ始めたら

なぜか、
その車もゆっくりと発進し始めて
私はまぁ止まるだろうぐらいにしか思ってなくて

でもそのまま
どっちも動いて止まらなくて

そしたら次の瞬間、
スロー再生を見てるかのように


私の自転車の前のタイヤが
車の左前のタイヤにゆーっくりと巻き込まれタイヤがゆーっくりとぐにゃりとなって私もそのまま倒れた。


何が起こったかわからなくて
でもその日は小雨がふってて地面は濡れてたから立ったけど自転車は使い物にならないし運転手さんがこっちにきて

大丈夫かい?
て言うけどとりあえず大丈夫です。とは言うもののブレザーのボタンはどっかいってるし膝とか手は怪我してるしでもうパニック笑



まぁ動かなくなった自転車をマックに置いてくわけにもいかず運転手さんが近くの駅まで乗せてくれるというのでお言葉に甘えて送ってもらった。




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