FALL✩°。⋆あのボールが落ちるまで⋆。˚✩





「ねー…まこどうしよう
この流れで入っちゃう感じになっちゃうんじゃない??」





ただ今、巨大な爽やか先輩を置いて、まこと2人でお手洗いです…





今日から部活動見学なんだよ?



他にもいろいろ見てみたいよー…
って言っても、これに行きたいっていうのが全くない





自分が、唯一人並みに出来るのがバレーしかないっていうのもあるんだけど…





「いいじゃん、流れで入っちゃえば」






「えー…でも…」








「あ、先に言っとくけど、自分入らないからね」







「え!なんで!?
一緒に入ろうよ!!」








「あ、入るって言ったね!
はいっ決定」





あ…



で、でもっ!まだ100%っていうわけじゃ!!って言おうとした時には




まこさん、もう巨大な爽やか先輩のところに走って行っていた







自分が、追いついたときにはもう遅く…






「先輩!波留、あ、このちっちゃいの入るらしいです♪」





と言っていた






凄く、されるがままというかんじです…


でも、嫌っていうわけではない自分もいて…





「おぉ!!
もう、決めてくれたの!?
よく考えたら、あの言い方はまずかったなぁって…
ごめんね?波留ちゃん?」


すんごい、腰をかがまれて言われた


あの…
今、すごくお顔が近いんですけど…




近くで見れば見るほど、顔立ちがすごくよろしいんですけど…



この方に惚れる方、多いんだろうなぁとひとりで納得していた






「何か付いてるかな?」





そう言われて、はっ!とした

巨大な…(以下略)をガン見していた…




まこが、ニヤニヤしてるのがちょっと鼻についたけど…






「あ!いえ!?
何にもありません!
大丈夫です!!
後、さっきのことは自分がアホすぎただけなんでっ!」



もう、自分が何を言っているのかもわかんない…



「なんか、波留ちゃん面白いなぁ
あ、まだ名前言ってなかったね!
宇野一(uno hajime)です」




「あっ!
神崎波留です
よろしくお願いします!」




宇野一先輩って言うんだ

さっきまで、巨(以下略)って言っててごめんなさいと心の中で謝りました




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