美人はツラいよ
しかし、話を終えようとした私を由紀恵が再び引き戻す。
「アンタは馬鹿ね、そこを狙うんじゃない!とりあえずは、松田君にオトされときなさい。いい感じでジラした後で、付き合うのよ。」
「えっ、気の迷いじゃ、すぐにダメになるじゃない。」
「なーに言ってるのよ、既成事実という手があるじゃない。付き合ったら、何とかして早々に身ごもりなさい!」
「はぁ?何言って…」
「できちゃった結婚を狙うのよ。松田君が迷いから抜け出す前に。」
「ちょっと、待って。嫌よ、私、ちゃんとウェディングドレスも着たいし。それに、若気の至りならともかく、この年で恥ずかしいし、親にも言いづらいし。しかも、五歳も年下ってのは抵抗あるし。何も、そんな手を使ってまで…」
「そんな悠長なこと言ってる場合か!松田朋紀みたいな上玉から言い寄られるなんてチャンス滅多にない!とりあえず、付き合っとけ!」
「なによそれ~。」
急展開した話に呆れながらも、驚きで目をパチクリさせていると、涼子が落ち着いた声で話し出す。
「まあ、全員が気の迷いっていう訳じゃないから。付き合ってみて、千景ちゃんのいいところを知ってもらえば、自然とうまくいくかもしれないよ。」
私を宥めるようにして言った一言にも、引っかかりを覚えて、すぐに問いただした。
「私のいい所ってなに?ちなみに見た目以外で。」
由紀恵と顔を見合わせて、二人見事なまでに息を揃えて言う。
「「………おもしろいところ?」」
またしても、私の悲しい叫びが食堂の片隅にこだまする。
「全然うまくいく気が、しなーい!」
二人してハモるな!
疑問符をつけるな!
そして、面白がるなー!!
「アンタは馬鹿ね、そこを狙うんじゃない!とりあえずは、松田君にオトされときなさい。いい感じでジラした後で、付き合うのよ。」
「えっ、気の迷いじゃ、すぐにダメになるじゃない。」
「なーに言ってるのよ、既成事実という手があるじゃない。付き合ったら、何とかして早々に身ごもりなさい!」
「はぁ?何言って…」
「できちゃった結婚を狙うのよ。松田君が迷いから抜け出す前に。」
「ちょっと、待って。嫌よ、私、ちゃんとウェディングドレスも着たいし。それに、若気の至りならともかく、この年で恥ずかしいし、親にも言いづらいし。しかも、五歳も年下ってのは抵抗あるし。何も、そんな手を使ってまで…」
「そんな悠長なこと言ってる場合か!松田朋紀みたいな上玉から言い寄られるなんてチャンス滅多にない!とりあえず、付き合っとけ!」
「なによそれ~。」
急展開した話に呆れながらも、驚きで目をパチクリさせていると、涼子が落ち着いた声で話し出す。
「まあ、全員が気の迷いっていう訳じゃないから。付き合ってみて、千景ちゃんのいいところを知ってもらえば、自然とうまくいくかもしれないよ。」
私を宥めるようにして言った一言にも、引っかかりを覚えて、すぐに問いただした。
「私のいい所ってなに?ちなみに見た目以外で。」
由紀恵と顔を見合わせて、二人見事なまでに息を揃えて言う。
「「………おもしろいところ?」」
またしても、私の悲しい叫びが食堂の片隅にこだまする。
「全然うまくいく気が、しなーい!」
二人してハモるな!
疑問符をつけるな!
そして、面白がるなー!!