忘 恋
「お母さん、ごめんね。急で!」
「なに言ってるの。おめでたいことじゃない。
留衣君って、イケメンだし
一見、冷たそうだけど
雫を見る目が、優しいの。
お母さん、安心しちゃった。」
「うふふ、ありがとう。」
その頃
留衣もお父さんと
お互いの仕事の話しをした。
留衣は、自分の父親と
こんなに、色々話したことが
なかったから、
凄く、嬉かった。
それを見て
「留衣、嬉しそうね。」
と、言うと
「ああ、俺、親とこんな風に
話をしたことなかったから
新鮮で、話を聞いて貰えて
嬉しかった。」
と、言った。
すると、お父さんが
「いつでも、おいで。」と。
留衣も
「はい、ありがとうございます。
‥‥‥‥お義父さん。」
と、嬉しそうだった。
雫もお母さんも、優しい眼差しで
見守っていた。
それから、四人で食事をして
雫の小さいときの話を
聞かせてもらって、
大笑いした。
明日も仕事のため、私達は帰宅した。
私は、
「留衣、今日は、ありがとう。」
と、言うと
「ああ、俺も嬉しかった。
お前は、あのお義父さん、お義母さんに
育てられたから、そんなに
心優しくて、思いやりがあって
‥‥‥‥‥泣き虫なんだ。」
と、言われて
「えっ、泣き虫関係ないじゃん。」
「だって、また泣いてるから。」
と、車をとめて、涙を拭きながら、
そっと、キスをしてくれた。
「雫、必ず幸せにする。」
と、言ってくれたから
「うん、ありがとう。」
と、言い
それから、二人は
家路を急いだ。
心咲さんに報告して
翔君の寝顔をみてから
眠りについた。