焦れ甘な恋が始まりました
「……ごめん。我慢できなかった」
「っ、」
「日下部さんが可愛過ぎて……つい、身体が勝手に動いてた」
言いながら、柔らかに撫でられた髪。
社長が触れた髪の一本一本さえ甘く痺れたような感覚に陥って、私は息の仕方も忘れそうになる。
一体全体……今、何が起きたの?
何が、起きてるの……?
「とりあえず、今日はこのまま、ドライブ行こ」
「え?」
「大丈夫。送り狼にはならないし、今日は絶対、今以上のことはしないように我慢するし……多分」
「た、多分って。あ、あの……」
「とりあえず、お腹空いたな。うーん……ドライブがてら食材買って、俺の家行く?」
「お、俺の家って……は!?しゃ、社長!?」
「ハハッ。ごめん、冗談。ホントは冗談じゃないけど、とりあえず、まずは駐車場出よ」
「っ、」