青空の魔法
光の中
アミノんちの庭から見あげる太陽に、夏の威力が弱まる頃――

いつも通り芝生に水を撒いていると、不意にホースの水が止まった。

「あれ?」

不審に思いヘッドを確かめていると、急にドワッと水が出てきてオレの顔を直撃する。


「うわっ」

思わず手を離すと、ホースは大きくうねりながら辺りに水を撒き散らした。

振り向くと制服姿のアミノが笑い転げている。


「こらっ、今ホース踏んでただろっ!」

「武見びしょ濡れ、あっはっは」

「てめー」

オレはホースを拾い、アミノめがけて水を噴射してやった。

彼女はピョンピョン飛び回って、上手にそれを除ける。


「あっ」

そのうちにツルッと滑って転び、アミノは全身びしょ濡れになった。


「ひっどーい!」

「あっはっはっはっ」
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