Soul Lovers~世界で一番愛する人へ~
「お兄さんにお願いしたら?ハルに合わせてって」
学校の休憩時間、元気のない私に亜理沙が言った。
亜理沙はずっと、テニスコートでの出来事を悔やんでて、私に罪悪感を抱いてる。
亜理沙に迷惑をかけないためにも、元気にならなきゃって思うのに、抜け殻みたいに力が出ない。
笑うことすら、出来ないでいた。
「でも迷惑だよ」
亜理沙の言葉に、首を横に振る。
「それに七倉さん、最近、コーギーにも、他のクラブにも来ないって言ってた」
兄が七倉さんと出会ったのはコーギーだけど、何度か他のクラブでも一緒になったことがあるらしい。
けど最近は、ぜんぜん七倉さんを見ないって言っていた。