俺サマ神サマ〜お前今日から俺のヨメ〜
「俺は・・・、お前の掌で踊らされていたのか」
悔しげにつぶやいたカインが拳を握る。
違うって叫びたい。
でも、シモンさんがカインの側にいる。
もしシモンさんが裏切り者だとしたら。
今、立ち上がれるのは私だけ。
でも、相手はデモンにシモンさん。
無闇なことはできない。
「お前の大事なものはすべて消してやる。追い込まれて、苦しんで、苦しんで、死んで行け」
ひどく冷たい声。
恨みのこもったその声。
どうしてそこまで―――――。
次の瞬間。
蹲るカインの後ろに立っていたシモンさんが動いた。
私はとっさに走り出す。
シモンさんは懐からナイフを取り出すと、カインに向かって振り下ろそうとする。