俺サマ神サマ〜お前今日から俺のヨメ〜
悪神たちが両側に分かれ、その間から現れたのは、デモンだ。
見下すようにカインを見る。
「無様に跪いた姿が、よく似合う」
「貴様・・・っ」
「どうだ?裏切られ、目の前で仲間が傷つき、自らも苦しむ。実に、愉快だ」
“愉快だ”そう言うデモンの表情は言葉とは裏腹に無で。
背筋が凍るほど、恐ろしく思えた。
「良くやった」
デモンが、短くそう言った。
「・・・どうやって、とりこんだ」
「どうやって?最初から俺の従順なる僕さ」
「な、に・・・?」
カインの視線が、私に向けられた。
その視線に、胸が痛む。
私はカインを信じさせてあげられなかった。
最初にカインを信じなかったのは、私だもん。
責めることなんて、できないね。