月が満ちるまで
「じゃあ、俺らも行こうか」
なんだか照れくさい。顔があつい…ほてってる。
彼女が頷いたので、ハルたちの後をついていく。
「なんだか急に決まったね」
「ホント、せっかちだからハルは。」
さっさと歩く浦川に、子犬がじゃれているみたいだ。
ハルが浦川を好きだったなんてな…
「浦川って、どういうのがタイプ」
「嘘つかない人だって。そういうのは、宮原くんOKでしょ」
「あいつはさ、嘘つくような頭はないから」
ハルのおかげでスムーズに話せる。サンキュー、ハル。
「見た目はどうなんだろ、タイプかな」
「宮原くんは、カワイイタイプだよね。どうかなぁ…芸能人は速水もこみちが好きなんだよね…」
「なんだか、スゲー違う」
笑っちゃいけない。
「でもさ、ハルってスゲーいい奴だから、それをわかってくれたらいいな」
ハルには人を安心させるような所がある。まわりに気をつかえる奴で、いつも笑ってる。
「そうだよね。あの笑顔はいいよね。ハルくんにしかできないよ」
「あれ」
あ、と小さく言って
「なんだか呼び方が移ってきちゃったね」
そう、はにかんで笑った。
「応援してやりたいよ、ハルのこと」