甘い香りに誘われて【続編 Ⅲ 完結しました】
東名高速道路に入る。

これといった渋滞はなく、スムーズに車は進む。

穏やかに晴れた年末

富士山が綺麗に見えるサービスエリアで少し休憩をとる。

♪♪♪〜〜

宮澤さんと、ベンチに座って紅茶を飲んでると私のスマホが着信を知らせた。

(お母さんだ)

ちょっとすみません…と宮澤さんに断りを入れて電話に出る。

『都、うちに何時くらいに着く?』

(うーん。どうだろ)
と頭で計算していると、会話が聞こえたらしい宮澤さんが、

「午後3時くらいには着くと思うよ」と小声で言ってくれる。

翔太は?と聞くと、翔太は昨晩に着いてるらしい。

『晩ご飯を用意しておくから、宮澤さんだっけ?伝えておいてね。じゃあ、気を付けて』と終話。

「宮澤さん、うちで晩ご飯を召し上がってくださいね。母が『待ってます』て言ってました」

「ありがとう」にっこり微笑む宮澤さん



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