甘い香りに誘われて【続編 Ⅲ 完結しました】
「うわぁ〜!松田くん、すごい!」

羽根付き餃子だ!

「すごいよ!私が餃子焼くと、皮がフライパンにくっついちゃって、とてもじゃないけど、こんな綺麗に焦げ目つかないよ〜」

「餃子だけなんだって出来るの。弟たちに嫌ってほど作ってたから」

大樹だけに作ってもらうのは申し訳ないので、私は玉ねぎやネギを刻んで炒飯の下ごしらえをする。

餃子を焼いた後に、同じフライパンで炒飯を炒める松田。

鍋振りできるんだ!

「すごい!炒飯もできるじゃん‼︎」

「よし!出来た。温かいうちに食べよう」

「「いただきます!」」

「美味しい!皮もパリパリだよ〜」

松田くん、お店できるよ〜と思いながらパクパク…夢中で食べる。

「どんどん食べろよ?最近、顔色も悪いし、あまり食べれてないだろ。食べろ。
そして、もっと太ってしまえ」

「太るのは困るよ」

頬を膨らませ抗議する。

「太って…不細工になればいい。そしたら、佐久間に近付く奴が減るから」

「何…その発想」
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