恋の魔法と甘い罠~おまけSS
胸の前で交差させている晴希さんの腕にそっと手を添えると、晴希さんはあたしの肩に顔を埋める。



「ごめん」


「え」


「……」


「晴希さん?」


「……キツく、言いすぎた」


「……」



やっぱりキツく言われていたんだ。


けれど、もしあたしが晴希さんの立場で、目の前で合コンに誘われていてその場で断らなかったら……と思うと、あたしは晴希さんのように問いただすことはできないけれど、きっと悲しくて辛くて泣きたくなっていると思う。


そう思ったらさっきの晴希さんの態度は理解できた。



「大丈夫だよ」


「嘘つき」


「え」


「だってほら」



そう言いながらあたしの顔を覗き込んできた晴希さんはそのままあたしの目尻にちゅっとキスを落とす。
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