恋の魔法と甘い罠~おまけSS
「泣いてたんだろ?」


「……」



晴希さんには見せないようにしていてもいつもバレてしまう。


あたしが隠すのが下手なのか、晴希さんが鋭いのか。



「でも大丈夫だもん」



すぐに断らなかったあたしが悪いんだからしょうがない。


そのままぎゅっと抱き締めてきた晴希さんの唇が耳を掠めて、身体がぴくんっと跳ねる。


その瞬間耳許でふっと笑う気配がした。


そしてパクリと耳にかぶりついてきた晴希さん。



「やっ、ちょっと……!」



ぞくぞくと背中に何かが這い上がってくるのを感じて、思わず胸の前にある晴希さんの手をぎゅっと掴む。
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