恋の魔法と甘い罠~おまけSS
「何するの!?」


「ここはだめなんだろ?」


「え」


「今玲夢がそう言ったんだろ」



『こんなところで、だめっ』



確かに言った。



「だから移動」


「……どこに?」


「ん?」



歩き始めていた晴希さんが向かった場所は寝室。


そして部屋に入ると、あたしをベッドに横たえた。



「ここならいい?」


「……でも……」


「ん?」



本当は先にシャワーを浴びたいと言いたかった。


けれどこのシチュエーションでそんなことを言ったら、きっと一緒に入ることになってしまう。


そういうことが何度もあったから。


だからそれは言えなくて。


だって恥ずかしいんだもん。



「玲夢?」


「……何でもない」


「ほんとかなー」


「本当だもん」
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