恋の魔法と甘い罠~おまけSS
「こんな日に行ったってほぼ貸しきり状態じゃねーの? まあ、それはそれで楽でいいか」



なんて言う晴希さん。


本気で言っているの?



「遊園地は年中無休だよ。台風とか来なければいつもやってるんだよ。それに遊園地は家族連れにとっても恋人同士にとっても特別な場所だから、貸しきりなんてことは絶対にないよ」



あたしがそう言うと、晴希さんはじっとあたしを見つめてくる。



「じゃあ、賭ける?」


「え? 何を?」


「人が多いか少ないか。んで、負けた方が最初から最後まで勝った方のアトラクションに付き合う」


「え、いいよ」



ていうか、あたし、勝つ自信あるんだけど。


晴希さんは何でも乗れるのかな。


なんて思いながら遊園地へ向かった。
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