恋の魔法と甘い罠~おまけSS
「いや、違いますって!」



鷹山は俺と玲夢の関係を知っている。


だから、こんな風に言い訳しようとしていると思うんだけど。



「何が違うんだよ?」


「え!? あ、そうじゃなくて……なんか頬を真っ赤に染めて、瞳がうるうるしてたっつーか」


「……」


「医務室に行くように勧めたんだけど……そのまま経理課に入っていっちゃいましたよ」


「……」


「大丈夫なのかなー。熱とかなけりゃいいんだけど」



鷹山はきっと本当に心配してくれて言ってくれてるだけだ。


けど、その玲夢の表情は熱ではなく、明らかに情事後のものだからで。


その姿をコイツに見られてしまったのかと思うと、あの姿は俺だけのものなのに……とモヤモヤとしたものが胸の奥底からふつふつと沸き上がってくる。
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