恋の魔法と甘い罠~おまけSS
きっとここで何度『忘れろ』と言っても、鷹山は今答えたようにまた『無理』だの『嫌』だの言ってくるだろう。


そう思うと、本意ではないけどここでこの話を終わらせるしかない。


鷹山から視線をそらしながらもう一度息を吐くと、一旦止めていた足を一歩踏み出す。


そんな俺に鷹山も無言のままついてきた。



足を進めながら俺の脳内に日に日に積もっていくモヤモヤに、深い溜め息を吐く。


少し前から玲夢の前に現れた元彼という存在も気になりながら、コイツのことも用心しなければならねーなんて、気が休まらねえ。


玲夢自身にそういう自覚がないから厄介なんだ。


少しは警戒しろっつーの。
< 194 / 379 >

この作品をシェア

pagetop