恋の魔法と甘い罠~おまけSS
まあでも勝っても負けても、さっき書いた紙を引くのも運だし。


って、こんなに運の強い晴希さんのことだから、晴希さんの書いた紙を引くんじゃ……。



「ねえ、晴希さん」


「ん?」


「晴希さんは、さっきの紙に何て書いたの?」



あたしがそう訊くと、晴希さんはふっと笑う。



「そんなの、教えるわけねーだろ?」


「……」


「そのまま見せずに折り畳んだ意味がなくなる」



確かに。


でも、気になる。


だって晴希さんのことだから、ものすごーく意地悪なことを書いてそうな気がするんだもん!


もしそれを引いてしまったら?



「……」



晴希さんの意地悪そうににやりと笑う顔が脳内に浮かんできて、頭をぶんぶんと横に振った。
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