恋の魔法と甘い罠~おまけSS




「ごめん」



腕枕をした手で玲夢の髪をそっと撫でながらそう言うと、玲夢は不思議そうに俺を見上げる。



「いや、本当は抱くつもりはなくて」


「そうなの?」


「ん。ちょっとスキンシップとれたらなーくらいに思ってたんだけど……」



苦笑しながらそう言う俺に、玲夢はふっと笑みを漏らす。



「あたしは、嬉しかったよ」


「……は?」


「だって、帰って来てほしいなーと思ったらすぐに帰ってきてくれたし。晴希さんと触れ合いたいなーと思ったら、触れ合うどころか抱き合えたし」



顔を綻(ホコロ)ばせながらそう言う玲夢は本当に嬉しそうで。
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