恋の魔法と甘い罠~おまけSS
「抱き合えて嬉しかったのか?」


「え? うん。凄く、嬉しかったよ」


「……」



それって……俺ばかりが玲夢を求めてたと思ってたけど、そうではないということか?



「けど、玲夢は身体辛いだろ?」


「何で?」


「何で?って……そりゃ、妊婦だし。つーか、腹ん中に人間がいるんだぞ」



俺は真剣にそう言ったのに、玲夢はふはっと盛大に吹き出して。



「何笑ってんだよ」


「だって、人間って! そりゃ人間だけど、赤ちゃんのことをそんな風に言うの聞いたことないもん!」



そう言いながらも玲夢はくすくすと笑い続けていて。
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