恋の魔法と甘い罠~おまけSS
「ん、本当」



玲夢の頭を引き寄せて、そのまま髪にちゅっというリップ音を立てながらキスを落とすと、玲夢はほっと息を吐く。



「でも……」



けど、ちらりと視線を上げてきた玲夢はまだどこか不安そうで。



「でも?」


「晴希さん、ちょっと不機嫌そうだったよ」


「……は?」


「部長と『FLOWER RAIN』に行ったのか?って訊いてきたとき……」


「……まあ……そりゃ、そうだろ」


「え、何で?」



玲夢の言葉に「何で?って……」と呟きながら苦笑した俺は、小さく息を吐いてからまた口を開く。
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