恋の魔法と甘い罠~おまけSS
だからどんなにあたしが「やめて」と言っていても、どんなに抵抗していても、次の瞬間、あたしの女としてのスイッチを入れてしまう。


晴希さんには、本当に敵わない。


けれど、やっぱりあたしは柊晴のことも気になってしまって、声を抑えるように口許に掌をずっと押し当てながら晴希さんから与えられる愛に応えていた。


といっても、ほとんど声を我慢できなかったんだけれど。







「ちゃんとわかったか?」



ソファーでぐったりと横になっているあたしの隣に座っている晴希さんは、あたしを見下ろしながらそう言ったけれど。



「え?」



何のことか全くわからず首を傾げるあたしに、晴希さんはムッと唇を尖らせる。
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