恋の魔法と甘い罠~おまけSS
「不安……というか、晴希さん、最近ずっと帰りが遅いから」

「ん?」


帰りが遅いと不安なのか?

意味がよくわからなくて、首を傾げる俺に、玲夢は言いにくそうにぼそぼそと呟いた。


「残業のときに、声かけるって言うから」

「は?」

「総務とか経理の子たちが、そう言ってて……」

「…………」

「あたしは、いつも定時上がりだから、晴希さんが帰ってくるのが遅い日は特に、声をかけられたのかなとか、気になってて……」

「…………」


玲夢の言っていることがいまいち理解できずにいたら、玲夢が居心地悪そうにしながらも、俺の方へ振り向いた。
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