恋の魔法と甘い罠~おまけSS
「声、かけられてる?」

「声?」

「うん」

「えっと、誰から?」

「……女性社員から」

「…………」


全く意味がわからなかったけど、“女性社員”という言葉でぴんときた。


「誘われたとか、そういうこと?」

「……うん」


そういえば、残業が終わる頃、どこからわいてくるのか、いつも女性社員から食事に誘われる。

俺が結婚していることも、その相手が玲夢だということも知っているはずなのに、なぜか誘ってくるのだ。

その度に『玲夢が待ってるから』と断ってはいるけど、それを、何で玲夢が知っているんだ?


「誘われてはいるけど……」


俺がそう言うと、玲夢の表情が明らかに沈んでいく。
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