恋の魔法と甘い罠~おまけSS
「で?」


「え」



またちらりと視線を向けてきた晴希さんだけれど、その瞳はとても冷たいもので。


心臓がちくりと痛む。



「合コン行くんだ?」


「い、行かないよ! 行くわけないじゃん!」



あのときすぐに断らなかったあたしも悪いけれど、行くと思われていたことに胸がずきずきと痛み出す。



「じゃあ何ですぐに断らないわけ?」


「咄嗟に言葉が出てこなかっただけだよ」



胸の痛みがあまりにも大きすぎて、ぼそぼそと呟くような声しか出ない。



「晴希さんがいるのに、行くわけないじゃん……」


「じゃあ断れ」


「ちゃんと断るよ」



じわりじわりと熱くなってくる瞳を隠すために、顔を少し伏せながらご飯を口の中に掻き込む。
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