運命の出会いって信じますか?
ううん、違う。

そんなに強く推しては来ないけど、英輔がなぜか遊園地にこだわっている事が妙に私に伝わって来て…。

「分かった。」

いつの間にか私はそう答えていた。

すると英輔が私の手を取った。

「無理しなくてもいいんだぞ。」

そう言いながらも楽しそうな雰囲気の英輔。

「一度くらいは英輔のわがままを聞いてあげても良いよね。いつも私がわがままばかり聞いてもらっているんだから。」

わざと恩着せがましく英輔に言ってみる。

「華がわがまま?マイペースの間違いじゃないの?」

英輔はますます楽しそうに言った。

私が首をかしげていると、英輔は立ち止まり、私の手を引っ張った。

「ちょっと…、英輔?」

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