運命の出会いって信じますか?
至近距離で見つめる英輔の表情は切なく映った。

「もう、私は英輔と結婚するんだよ?」

私は英輔の顔を覗きこむ。

そして優しく英輔の下唇を甘噛みした。

唇を離そうとした瞬間、英輔の手が後頭部に回った。

苦しいほどに押し付けられる英輔の唇。

「英輔。」

私はたまらなくなって、英輔の胸をたたく。

「ん?」

英輔は一瞬私から離れて、私の顔を見た。

「苦しいよ。」

私はそんな事を言いながら、英輔の首に腕を回す。

「優しくもう一回。」

私はにこりと笑って、上目遣いに英輔の顔を見た。

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