運命の出会いって信じますか?
先生は難しい顔をする。

「私はちゃんと働いていますし、体力にも自信があります。それにこんな風に真先くんも懐いてくれています。華さんの実家は名古屋ですし、そばで世話を出来るのは私しかいないかなと思っているんです。」

真剣な表情で、先生を見る生都くん。

先生はふぅ~っと大きく息を吐いた。

「若い子の真剣な目は良いわね。あなたに日下さんを任せるからよろしくね。」

先生は立ち上がって、生都くんの肩をポンとたたいた。

「先生、私はこんな経験がないですから、またいろいろと教えて下さい。」

ぺこりと頭を下げる生都くん。

「…ご主人と同じ。」

先生はクスリと笑う。

「日下さんのご主人も真先くんの時、こっちへ転院して来てすぐにそう言ったわ。」

そして先生は私を見た。

「こんな力強い味方がいるなら大丈夫。真先くんもパパって呼んでいるくらいだものね。さっ、今度は1か月後に来てね。」
< 420 / 478 >

この作品をシェア

pagetop