運命の出会いって信じますか?
「何を言ったって私は華の味方なんだからね。逆に生都くん!」

急に名前を呼ばれて、生都くんはビクッとする。

「華をしっかり支えてあげてね。これは絶対よ、約束して。」

少々きつい真美の表情はまるで自分の子供を怒って居る時のようだ。

「任せて下さい。」

やっと肩の力を抜いたような生都くん。

「じゃあ、帰るわ。」

真美は用事が終わったという様に、すくっと立ち上がった。

「私は家族のいるホテルに戻るわ。」

そして私達に振り返る。

「あなた達も運命の出会いをしたのかもしれないわね。」

そう言って帰って行った。

「嵐みたいな人だな。」

しばらくして生都くんはポツリと言った。

< 441 / 478 >

この作品をシェア

pagetop