運命の出会いって信じますか?
みんなが私の言葉を待っているようだ。

しかし私はなかなか言葉をつなげない。

「どうして名古屋に帰って来なかったのよ。私達は華を受け入れる準備をしていたのに。」

お姉ちゃんも怒ったような、そして困ったような何とも言えない表情をする。

「名古屋には帰れなかった…。」

私はぼそぼそと答える。

「どういう事?」

お姉ちゃんの声が大きくなった。

お兄さんがお姉ちゃんの腕を押える。

そこにガチャリとドアが開く音がして、生都くんが入って来た。

「なー。」

真先が生都くんの手を握った。

「この人がいるから?」

お姉ちゃんが生都くんと真先を見て言った。
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