恋の魔法と甘い罠Ⅱ
確かに減るのは寂しいけれど、今のあたしの心境はそんなんじゃないのに。



「……」



いつもなら仕事の話は全くしない晴希さん。


といってもこれは仕事の話ではないけれど。


あたしから会社での話をするには物凄く勇気がいる。


だからこの話になったついでに訊いてみてもいいかな?



「どうした?」



晴希さんの瞳をじっと見つめていたからか、不思議そうに首を傾げる。



「……女の人、なんでしょ?」


「ん?」


「その、新入社員って、女の人なんでしょ?」



あたしの言葉に瞳を大きく見開いた晴希さん。


けれどそれはすぐに細められて、やさしく微笑む。
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