恋の魔法と甘い罠Ⅱ
きっとあの頃は一番心を許せる相手だったし、それがあたしの中の朔の姿だから、いくら何年も会っていないとはいえ、そう感じてしまうんだよね。


そんなことを考えていると、ようやく彩未と琉生が到着して。



「おめでとー!」


「カンパーイ!」



朔と琉生と彩未はジョッキを、あたしはグラスを合わせて乾杯する。



「玲夢はもう飲まないの?」


「うん。あたしすぐに潰れちゃうの」


「そうなの? 潰れたら送ってあげるのに」



彩未はそう言ってくれるけれど、いくら仲のいい友達と一緒でも、あたしはもう潰れるまで飲まないって決めている。


晴希さんを怒らせたくないから。



「せっかくみんなでいるのに潰れたくないしね」


「そっか」
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