恋の魔法と甘い罠Ⅱ
真っ直ぐに向けられている瞳を避けるように視線をそらしながらも、こんな晴希さんは反則だなんて思ってしまう。


だっていつも意地悪でいつも余裕なのに、久しぶり過ぎてドキドキしてるって……。


めちゃめちゃ愛されている気分になっちゃうじゃんか。



「おい、玲夢」



何も答えないあたしの視線に合わせてきた晴希さん。



「や、ちょっ、見ないで!」



この状況が嬉しすぎて幸せすぎて、頬があり得ないくらいに熱い。


こんな顔、見られたくないよ。


けれどそんな思いも虚しく晴希さんはじっと見つめてきて。



「真っ赤」



頬に人差し指の背をそーっと這わせながらふっと微笑む。
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