恋の魔法と甘い罠Ⅱ
「あー、やべえ」


「え?」



見上げた先にいる晴希さんは頬をほんのり赤く染めながら顔をそらしていて。



「久しぶり過ぎて、俺すっげえドキドキしてる」


「……」


「毎日抱き締めながら寝るだけでもすっげえ癒されてたんだけどさ」



最近帰りの遅い晴希さんがベッドに入るのは日付が変わってからが多い。


しかも疲れ果てているからか、こうやって肌を重ねようともしなかった。


正直あたしは寂しかったんだけれど、それでも毎日ぎゅーっと抱き締められながら眠りについている時間はとても心地よかった。



「こんなに緊張してんのは俺だけ?」


「……」


「おい、なんとか言えって」
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