恋の魔法と甘い罠Ⅱ
けれど、戻さなければよかった。
あたしの視界を埋め尽くしたものは、さらに距離を詰めた石崎さんが晴希さんの首に腕を回したところで。
そのままスローモーションのように唇を重ねていった。
じわりじわりと熱いものが視界を遮る。
「何すんだよ!」
慌てて石崎さんを突き飛ばすように引き離した晴希さんはめちゃめちゃ怒っているけれど、石崎さんは嬉しそうに微笑んでいるように見えて。
「婚約してるんだからいいじゃないですか」
なんて弾んだ声で言っている。
そのまま二人一緒にタクシーに乗り込むのを視界の隅で捉えながら、溢れ出る涙の勢いはさらに増していった。
あたしの視界を埋め尽くしたものは、さらに距離を詰めた石崎さんが晴希さんの首に腕を回したところで。
そのままスローモーションのように唇を重ねていった。
じわりじわりと熱いものが視界を遮る。
「何すんだよ!」
慌てて石崎さんを突き飛ばすように引き離した晴希さんはめちゃめちゃ怒っているけれど、石崎さんは嬉しそうに微笑んでいるように見えて。
「婚約してるんだからいいじゃないですか」
なんて弾んだ声で言っている。
そのまま二人一緒にタクシーに乗り込むのを視界の隅で捉えながら、溢れ出る涙の勢いはさらに増していった。