恋の魔法と甘い罠Ⅱ
「何だよ、もっとぐいっと飲めよ」


「彩未の結婚式のときにも言ったけど、あたし、飲みすぎると潰れちゃうの」


「……ふーん」



左手で頬杖をつきながらそう言う朔は、何かを探るような視線を向けてくる。



「何?」


「いや、玲夢が潰れたらどうなんのかなーって」


「……」


「どうなんの?」



表情は全く変わらないのに、瞳の奥に好奇心いっぱいのきらきらしたものが見える。



「……寝ちゃう」


「へえ」



今度は表情ごと、好奇心溢れる笑顔になった。



「何よ? 何で笑ってるの?」


「いや、そういう玲夢も見てみてえなって思ってさ」


「……」
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