恋の魔法と甘い罠Ⅱ
朔のお陰でさっきまで重かった気持ちがとても軽くなったし、凄くありがたいと思ったけれど、こんな風に触れられてはいけないって思う。



「ちぇっ、逃げることねーじゃん」



そんなあたしに、唇を尖らせながらそう言う朔だけれど、その瞳には優しさが滲み出ていて。


きっとあたしの気持ちを軽くしてくれるためにやったんだなーと思う。


こういうとき、朔は本当に頼りになるんだよね。



それからはたわいもないことを話しながら楽しく飲んだ。


といっても、あたしは二杯までと決めているからゆっくりペースで飲んでいたけれど。


そしたら即突っ込まれた。
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