恋の魔法と甘い罠Ⅱ




「……気持ち悪い」


「は?」


「吐きそ……」


「はあ!? 玲夢そんなに飲んでないだろ!? 何でそんなに酔ってんだよ!?」



それはあたしが訊きたい。


結局最初の一杯しか飲んでいないし、ゆっくりのんびりと飲んでいたのに、なぜか潰れそうなあたし。


というか、いつもは潰れると寝てしまうのに、こんな風に気持ち悪くなるなんて初めてで。


自分でもどうしていいのかわからない。



「立てる?」


「ん」



テーブルに手をついて立とうとするけれど、身体がふらりと揺れる。



「あぶねっ!」



そんなあたしを朔が抱き留めてくれたけれど。
< 263 / 491 >

この作品をシェア

pagetop