恋の魔法と甘い罠Ⅱ
「……石崎さんから……」


「は?」


「晴希さんの、スマホを使って……」


「はあ!?」



最初は眉を寄せただけの晴希さんだけれど、スマホの話になったとたん、表情ががらりと変わる。



「いや、俺、触らせてねーぞ。しかもロックもかけてるし」


「え、そうなの? でも、晴希さんのスマホだったよ」



画面にちゃんと名前が出ていたんだから。



「もしかして……」


「え?」


「いや、俺と玲夢が付き合ってるっつーのがバレてるってことは、ロック解かれたのかもな」


「えっと……どういうこと?」


「俺のスマホのパスワード、玲夢の誕生日なんだよ」


「へ?」


「あいつ、そういうの、地味に調べてそうだし」


「……」
< 312 / 491 >

この作品をシェア

pagetop