恋の魔法と甘い罠Ⅱ
「ほんっとーにおまえは」


「え?」


「こんなところで煽るなっつーの」



晴希さんはそう言うと、腰に添えていた手を後頭部に移動させて、そのまま一気に距離を詰めてきた。



「んっ」



勢いよく重なった唇は何度も角度を変えてキスを繰り返すと、今度は唇を割って晴希さんの舌が咥内に侵入してくる。


髪をそーっと撫でながら、もう片方の手は腰の辺りからゆっくりと下降していく。


けれど。


突然ぴたっと止まった晴希さん。


唇が離れて額同士をこつんと合わせる。



「まじでやめてくんない?」


「え?」


「我慢できなくなるんだけど」
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