恋の魔法と甘い罠Ⅱ




「彩未……」


「ん?」



まだ一本目なのになぜかもう酔いが回ってきた。



「気持ち悪い」


「え!」


「やばい」


「吐きそうなの!?」


「うん」



胃の辺りをさすりながらそう言ったとたん、一気に吐き気が込み上げてくる。



「トイレ借りる!」



慌てて立ち上がってトイレに籠る。


ここに来て胃におさめたものが全て出てしまったんじゃないかってほどにたくさん吐いてしまった。



トイレを出て洗面所でうがいをしながら、最近のことを考える。


外で飲むときと同じで、いつもは三本はいけるのに、ここ最近はそんなに飲めなくなってしまった。


小さく息を吐きながら彩未の元へ戻る。
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