恋の魔法と甘い罠Ⅱ
そしたら何も身に纏っていない素っ裸なあたしをさらすことになってしまって。



「きゃー!」



そう叫びながら慌ててお湯に入ろうとするけれど、晴希さんの両手がそれを阻止するようにあたしの両脇に差し込まれて。



「ちょっ! ちょっ! 恥ずかしいから離して!」



晴希さんの手を退かそうとするけれど、ぴくりとも動かない。



「俺もこのまま入ろうかなー」


「え! え! いや、あたし一人で入るから! 晴希さんは出ていってよ!」



何とか自由になる手で胸を隠しながらそう言うけれど、晴希さんの唇は緩やかな弧を描いていて。



「いや、出ていかない。俺も入る」
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