恋の魔法と甘い罠Ⅱ
「まあ、確かに最近は全然帰れねーし、全然傍にいてやれねーし、全然構ってやれてねーし。だから、愛想尽かされてもしょうがねーけど」


「尽かしてない!」


「え」


「愛想尽かすはずないよ」



いくら全然帰ってこれなくても、全然傍にいられなくても、あたしの心は隙間がないくらいに晴希さんでいっぱいなのに、愛想を尽かすはずがない。



「そっか」



そう言った晴希さんはまたあたしをぎゅっと抱き締める。


本当は周りに人がいるところでこんなことをされると恥ずかしくてしょうがないんだけれど、それでも今はこの温もりが物凄く嬉しくてそのまま身を委ねてしまった。
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