恋の魔法と甘い罠Ⅱ
「ドレスだよ。これ、すっげー似合ってる」


「あ、うん」


「それに、ここに俺の子がいるなら……ん、これくらい余裕あった方がいいもんな」



これ以上ないってくらいにやさしく微笑んでいる晴希さんは、お腹の中にいる赤ちゃんのことを心から喜んでいるように見えて、あたしも自然と頬が緩む。



「じゃあ、これにする」


「ん」



いつの間にか二人の世界に入ってしまっていたせいか、そのまま振り返ると、スタッフの人たちが不自然なほどに視線をそらしたりしていて。


もしかしなくても、見られていた!?


そうだろうなとは思っていたけれど、それを実感すると頬がカッと一気に熱くなった。
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