恋の魔法と甘い罠Ⅱ
ちらりと晴希さんに視線を向けると、たまたま晴希さんもあたしの方を見ていて。



「ん? 何?」


「え……あ、うん。凄いなって思って」



ぼそぼそと呟くように言ったあたしに、晴希さんはふっと笑う。



「今回の頑張りは玲夢のお陰だからな」


「え、あたし? 何で?」


「まあ、お陰っつーか、俺、玲夢のために頑張ったんだよ」



今回の仕事内容とあたしは全く関係ない。


なのにどうして『あたしのため』になるんだろうと首を傾げる。



「玲夢への敵対心が凄かったからな」


「え?」
< 364 / 491 >

この作品をシェア

pagetop