恋の魔法と甘い罠Ⅱ
「元彼の勤め先もうちと同じビルに入ってて……」


「マジ?」


「うん。それに……ヨガも一緒のところに通ってるから」


「ヨガ?」


「うん。……でも! あたし、マタニティーヨガに変更したし! しかも安定期に入るまではお休みするし! ……だから、もう会わないよ」



捲し立てるように一気に話したあたしに、晴希さんはふっと笑う。



「そんなに必死にならなくても何かあるなんて思ってねーよ。ただ……」


「ただ?」


「ただ、面白くなかっただけ。だってさ、あいつはまだ玲夢のことが好きなんだろ?」


「え……」
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